・ ・ ・ 春休みが始まる3月。 他の生徒達は全て帰省してしまった、無人の校舎、無人の寮。 主人公・草薙誠を含めた4人の少年少女+1人の教師、 そして春から入学してくることになる従妹の小雪だけが、 それぞれの事情で寮に残っている。 うららかな春の日、退屈を持て余す彼らの前に現れた、 ミステリアスな転校生の明日香。 明日香は主人公に、作者の名のない一冊の古ぼけた本を手渡す。 「この本を、芝居にして欲しいの……」 主人公は明日香の持ってきた本を舞台脚本にすることを引き受ける。 その劇が、自分たちを不思議な運命へ導くことになるとは 知りもせずに・・・。 全ての始まりにして終わりの物語が、 今、始まった……。 |